東京大学 大学院総合文化研究科 広域科学専攻 相関基礎科学系
東京大学 教養学部 統合自然科学科

教養学部・統合自然科学科の学生の方へ

当研究室は教養学部 統合自然科学科に所属しています。4Sセメスターの物質科学実験IIIや卒業研究で当研究室に配属されることで研究に参加できます。配属希望を出す時期や学年でなくても、研究室見学を随時受け付けています。統合自然科学科は選択肢が多く迷うこともあると思いますが、見学がその一助にもなればと思っています。気軽に教員に連絡をしてみてください。

大学院で当研究室を検討されている方へ

当研究室は広域科学専攻 相関基礎科学系 D1グループに所属しています。当研究室で研究したい方は、広域科学専攻 相関基礎科学系の大学院入試 (Link)を受験し、D1グループの当研究室を志望してください。小規模な研究室ということもあり、事前に教員に連絡することを勧めています。具体的な研究テーマや今後取り組む予定の研究などHPには載せていない情報もありますので、検討されている方は、オンライン、対面どちらでも構いませんので、一度教員にご連絡ください。

当研究室の研究分野は、量子系をレーザーや電磁場で制御する技術の進展に伴って、この20-30年の間に著しく進展し、ノーベル賞が何本も出たホットな分野です。最近は量子テクノロジーへの期待の高まりから世界中で熾烈な研究開発競争が繰り広げられています。進展が著しい量子系の制御技術は、テクノロジーへの可能性だけでなく、サイエンスへの全く新しいアプローチを拓きました (→ 量子シミュレーション)。当研究室は量子コヒーレンスを保てる時間が非常に長い「原子」を用いて、量子系を組み上げ、量子多体現象の謎の解明と応用可能性に挑戦しています。

世界的には最もホットな研究分野の1つですが、その一方で、国内の大学ではそれほどメジャーではないため、当研究室と関連の深い研究を学部の卒業研究等で経験されるケースはあまりないと想像します。したがって、研究への興味と熱意があれば、これまでの研究テーマや経験は気にしなくて構いません。強いて言えば、学部で量子力学や統計力学の講義を履修していることが望ましいくらいです。

量子系を構築して、自在に操ってみたい方、量子多体系の謎に挑戦したい方、実験だけでなく理論的な側面にも興味がある方、研究を存分に楽しめる環境があります。 新しいことに挑戦する意欲ある若い皆さんの参加を待っています!

研究員として当研究室を検討されている方へ

当研究室では、日本学術振興会特別研究員(SPD, PD, RPD)の受け入れを大歓迎します。研究テーマについても相談に乗りますので、検討されている方はお早めに教員にご相談ください。研究員の募集がある場合はこちらのHPにも掲載します。

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